🟨 [連載第9回]スマホ・甘い物・頑張り癖がドーパミンを枯らす理由

ダイエット

🟦 はじめに|「やる気が出ない」の正体は無自覚の消耗

前回までで、低ドーパミン状態は

  • 高コルチゾールによる抑制
  • 意志力消耗型の設計
  • 休息・食事・運動の不整合

で生まれることがわかりました。

でも、日常の中で知らず知らずにドーパミンを消耗する行動があります。
それを知るだけで、無理に「頑張らない」ところから改善できます。

🟦 無自覚にドーパミンを枯らす代表例

行動なぜドーパミンを奪うのか
スマホ・SNS短時間の報酬で満足感を得る→脳が刺激依存になり、自然な快楽でのドーパミンが効きにくくなる
甘いもの・ジャンクフード血糖急上昇→急降下で、脳が報酬信号に慣れてしまう
頑張り癖・自分を叱るコルチゾール上昇→ドーパミン抑制、回復を阻害

📌 重要なのは、これらをやめることがゴールではないこと。

**「無理にやめるとストレスになる → コルチゾール増 → 余計にドーパミン枯渇」**です。

🟦 ドーパミン消耗を防ぐ設計の考え方を再確認

✅ 原則1|「制御」ではなく「配置」

  • スマホや甘い物はゼロにしない
  • 使う/食べる時間や量を予め決める
  • 脳に「選ばせない」ことでドーパミンを温存

例)

  • 甘いものは「毎日午後3時に1個だけ」
  • SNSは「朝食後15分だけ」

✅ 原則2|「頑張らない」設計を日常に

  • 1日の予定に「頑張る時間」を入れない
  • 体や脳が自然に動く行動だけを積み上げる

📌 例)

  • 起きたら水を飲む
  • 朝食でタンパク質+脂質
  • 立つ・歩く・ストレッチはタイマーで通知

✅ 原則3|「消耗行動」を観察する

自分の生活のどこでドーパミンが枯れているかを把握するだけで十分。

  • 無意識にスマホを触っている
  • 小さな間食を繰り返す
  • つい頑張って予定を詰め込む

→ ここに「回復優先の小さなルール」を置く。意志の力に任せない、実現可能な小さなルールを置き、禁止しない。

👩私は、起床後カーテンを開けて日光を浴びている10分間は携帯OKにしています。また、休憩時間と眠剤服用後も携帯OKにしています。(ただし、ショート動画のみ。長時間の動画や映画などは、睡魔を我慢してしまうことがあるので禁止にしています。)

🟦 まとめ|ドーパミンを守る習慣で静かに変わる

👩「やる気が出ない自分」を責める必要はない。
ホルモン・脳の設計に合わせれば、自然にやる気と痩せやすさが戻理、頑張らなくても痩せる・元気になる。
ドーパミンを守る生活は高コルチゾール状態を改善し、長期的な健康・美・痩身につながる。

  • スマホ・甘い物・頑張り癖は無自覚の消耗源
  • やめるより「設計」する方が回復につながる
  • 設計された日常は、低ドーパミン状態でも自然に体と心を整える

🟦 連載・目次

  1. 第1回:高コルチゾールってどんな状態?
  2. 第2回:高コルチゾールを下げる方法を知ろう
  3. 第3回No1:高コルチゾールダイエット─痩せないのはやる気のせいじゃない。
  4. 第3回No2:高コルチゾールダイエット─痩せないのはやる気のせいじゃない。
  5. 第4回:40代の高コルチゾールと低ドーパミンのダイエット体験日記〜初日から1週間目
  6. 第5回: 低ドーパミンとは何か?
  7. 第6回:高コルチゾールがドーパミンを奪うメカニズム
  8. 第7回:意志力を使わずに痩せられる人の設計
  9. 第8回:ドーパミン回復の食事・運動・休息
  10. 第9回:スマホ・甘い物・頑張り癖が消耗源

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