🟨結局、ココナッツオイルはMCTオイルの代用になるのか?【両者の違い・使い分け・美容とダイエット効果】

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🟦MCTオイルとココナッツオイルの違いを整理しよう

✅📌MCTオイルとは?

MCTの主成分、中鎖脂肪酸の原料は、パーム(アブラヤシの実)、ヤシ(ココヤシの実)です。

引用について NISSHIN oillio お客様相談窓口
Q:MCT(中鎖脂肪酸油)の原料は何ですか
引用元:NISSHIN OilliO 

MCTとは「Medium Chain Triglycerides(中鎖脂肪酸)」の略。
特に**C8(カプリル酸)やC10(カプリン酸)**が多く含まれます

• 素早くエネルギーに変わる

• 脂肪として蓄積されにくい

• ケトン体を効率的に生成する

という特徴があります。100%中鎖脂肪酸でできているのがMCTオイルの最大の強み。

ラウリン酸(C12)も中鎖脂肪酸の一種ですが、代謝が他の中鎖脂肪酸よりも少し遅いため、MCTオイルにはあまり含まれないことが一般的です。
しかし、ラウリン酸には抗菌作用や免疫強化の効果があるため、ココナッツオイルなどの天然の中鎖脂肪酸源として重要です。

パーム油、パーム核油、ココナッツオイルの脂肪酸組成


引用元: SOKEN.SHA MCTオイルってなあに?

✅📌ココナッツオイルとは?

ココナッツの果肉から抽出された植物油で、**飽和脂肪酸が約90%**と非常に高い構成比。

中鎖脂肪酸も含まれてはいるものの、MCTオイルとは濃度も種類も異なる

✅📌主な脂肪酸の構成比較

脂肪酸名 MCTオイル ココナッツオイル
カプリル酸(C8) 約60%以上 約6〜8%
カプリン酸(C10) 約40%弱 約5%前後
ラウリン酸(C12) ほとんど含まれない 約40〜50%(長鎖よりの中鎖脂肪酸)
長鎖脂肪酸(C14以上) ほぼ0% 約35〜40%

🟦結論:ココナッツオイルは「代用になるが、完全には置き換えられない」

✅📌ココナッツオイルのメリット

• 風味が良い(トロピカルな香り)*無臭のココナッツオイルもあります

抗菌・抗ウイルス作用(ラウリン酸由来)

• 焼き物・炒め物などに使いやすい(煙点が高め)

✅📌MCTオイルのメリット

即効性エネルギー源(運動前・朝の脳活性)

脂肪燃焼サポート・ケトン体生成に優れる

• 無味無臭で使いやすい(コーヒーやスムージーに入れやすい)

✅📌代用が可能な場面

使用目的 ココナッツオイルで代用可? 備考
調理(炒め物・焼き物)加熱に強い為おすすめ
ココナッツの香りが好きな人には特におすすめ
*無臭もあります
コーヒーに入れる
パンに塗る
チョコを作る(冷やし固める)
簡単に摂取できおすすめ
20度以下で固まる性質がある
断食・ファスティング中のエネルギー補給 効果は弱いが代用可能
ケトジェニックダイエット ✖️ケトン体生成は弱く、MCT推奨

🟦ココナッツオイルとMCTオイル、どっちがダイエットに良い?

✅📌短期の体重減を狙うならMCT

MCTは直接肝臓で代謝されて即エネルギー化→ケトン体生成を促進するため、ケトジェニックダイエットや断食と組み合わせると効果的。

✅📌腸内環境を整えたい&便秘改善ならココナッツオイル

ココナッツオイルのラウリン酸は抗菌作用・善玉菌の維持に役立ち、ゆるやかに腸内改善→便通が整うという面で美容ダイエット向き。

✅📌どちらも「油」なので取りすぎ注意

• MCTオイル:摂りすぎると下痢・腹痛を起こす(特に初心者)

• ココナッツオイル:過剰摂取でLDLコレステロール上昇の報告もあるため適量摂取に注意(米国心臓協会)

🟦使い分けのコツ:賢く取り入れるためのポイント

シーン おすすめオイル 理由
朝の集中力UP・脳疲労対策 MCTオイル ケトン体が脳のエネルギーになる
焼き菓子やスイーツ作り ココナッツオイル 加熱による酸化の影響が少ないためオススメです
空腹を抑えたいとき MCTオイル ケトン体生成で空腹感を抑える
肌の保湿・ヘアケア ココナッツオイル ラウリン酸の保湿作用あり

温度が高いほど酸化の速度は速くなるとされています。

🟦まとめ|「代用可だけど、目的に合わせて使い分けがベスト」

項目 MCTオイル ココナッツオイル
中鎖脂肪酸含有率 100% 約60%未満(大半はラウリン酸)
味・香り 無味無臭 無味無臭
トロピカルな甘い香り 
の2種類
摂取の即効性 高い やや低め
調理向き △(加熱に弱い) ◎(加熱に強い)
ケトン体生成
肌・髪の外用利用 ×

🟦【結論】

ココナッツオイルはMCTオイルの「一部の機能を代用できるが、完全な代替にはならない」。
加熱調理美容の目的・香りを楽しみたい人にはココナッツオイル、脂肪燃焼や集中力UPを狙う人にはMCTオイルの併用がおすすめです。

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