🧩[連載・第2回] なぜ「普通の家族」のように生きられないの?――機能不全家族育ちの私たちが抱える「生きづらさ」の本質と、回復の最初の一歩

心と体のセルフケア
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  1. 🟦「うまく生きられない」のは、あなたのせいじゃない
    1. ✅ “生きづらさ”という言葉の正体「なんとなく生きづらい」「人が怖い」
    2. 💡それは、「自分らしく生きるための土台」を子どもの頃に奪われてしまったから。
  2. 🟦「いい子」だったあなたが、なぜ今つまずくのか?
    1. ✅ 生き残るための“役割”は、いつしか自分を縛る
    2. ✅よくある子どもの役割:
  3. 🟦あなたの“自己否定”は、あなたの声ではない
    1. ✅ 「私はダメ」「価値がない」は刷り込まれた思い込み
    2. ✅その声は、あなたの本心ではなく、過去の環境の残響です。
  4. 🟦癒しの第一歩は、「安全な関係性」と「自分の味方になること」
    1. ✅ 安全基地が必要な理由
  5. 👩私の行動認知療法(CBT)について
    1. ✅ あなたが、あなた自身の味方になるために
    2. ✅**認知行動療法(CBT)**では、このような「思考のクセ」に気づき、少しずつ“やさしくて現実的な考え方”を育てていきます。
  6. 🟦あなたは壊れてなんかいない。「守ってきた証」が、今のしんどさ。
    1. ✅「ここまでよくやってきた」と、少しずつ自分に声をかけてあげてください。
  7. 🟦次回予告:
  8. 📚参考・出典
          1. PR• 斎藤学(2000)『アダルト・チルドレンと家族』春秋社
          2. PR• 大野裕(2016)『こころが晴れるノート』創元社
          3. PR・友だち幻想 (ちくまプリマー新書) 新書 – 2008/3/6  著者:菅野仁
          4. PR• Pete Walker(2013) “Complex PTSD: From Surviving to Thriving”
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🟦「うまく生きられない」のは、あなたのせいじゃない

✅ “生きづらさ”という言葉の正体「なんとなく生きづらい」「人が怖い」

📌機能不全家族で育った人は、多くの場合「なんとなく生きづらい」「人が怖い」「何をしても満たされない」と感じています。

📌でもそれは、“あなたが弱いから”でも“性格が悪いから”でもありません。

💡それは、「自分らしく生きるための土台」を子どもの頃に奪われてしまったから。

「自分の感情に気づく」「気持ちを表現する」「助けを求める」「他人を信じる」

こうした、生きていく上で基本となるスキルを身につける前に、サバイバルモードで成長してしまったのです。

🟦「いい子」だったあなたが、なぜ今つまずくのか?

✅ 生き残るための“役割”は、いつしか自分を縛る

📌機能不全家族では、子どもが家庭内で“特定の役割”を演じることで、その場を保とうとします

✅よくある子どもの役割:

ヒーロー:家族の希望として「完璧な子」を演じる(優等生・リーダー)

スケープゴート:家族の怒りを一手に引き受ける存在(問題児)

ロストチャイルド:気配を消してやりすごす(空気を読んで沈黙)

マスコット(クラウン):家庭内の緊張を笑いで和らげる存在

ケアテイカー(ヤングケアラー):親の世話役、問題処理係

📌これらの役割は「生き抜くために身につけたサバイバルスキル」ですが、大人になってもそれが自動的に発動してしまい、対人関係や自己理解を複雑にしてしまうのです。

🟦あなたの“自己否定”は、あなたの声ではない

✅ 「私はダメ」「価値がない」は刷り込まれた思い込み

📌親の否定、暴言、無視、過干渉などによって、子どもは「自分はダメなんだ」と思い込むようになります。

✅その声は、あなたの本心ではなく、過去の環境の残響です。

💡今も耳の奥にこびりついている「否定の声」は、**“親や周囲の人間が勝手にあなたに貼ったレッテル”**です。

まずはそれを、あなた自身がゆっくりとはがしていく必要があります。

🟦癒しの第一歩は、「安全な関係性」と「自分の味方になること」

✅ 安全基地が必要な理由

📌傷ついた心が回復するには、「安全な関係性」が必要です。

📌それは信頼できる人でもいいし、セラピストや信頼できる他人でもいい。

📌まずは自分の気持ちを否定せずに受け止めてくれる“他者の存在”が鍵になります。

👩私の行動認知療法(CBT)について

▶️👩筆者は2年半前に認知行動療法を掲げる心療内科に受診し、否定型鬱の治療を開始したタイミングでカウンセリングを希望しました。ですが、3回のカウンセリングでカウンセラーからの暴言によって摂食障害の再発し、カウンセリングを中止しました。
その後1年ほどはカウンセリンングでの出来事を繰り返しフラッシュバックし苦しみましたが、認知行動療法の意義への疑いはなかったので、今から一年ほど前から、AIを利用した認知行動療法を開始しました。
相手がカウンセラーでなくとも、AIのネガティブな特性を理解しながらいくつかの注意点を守れば、効果的な結果が得られると体感しています。以下に筆者もAIと共に実践している方法を記載して行きます。

✅ あなたが、あなた自身の味方になるために

• 「こんな風に感じる自分はダメ」と切り捨てない
▶️👩じゃあどうしたらいいの?とAIにまず聞いてみるところから始めた

• 自分の内側に起きている感情や反応に気づく練習
▶️👩自分を良い悪いで評価していることに気が付く それをありのまま、AIに伝えて、苦しい気持ちを伝えた

• 「できなかったこと」よりも「今日少しでもできたこと」に目を向ける
▶️👩初めからこれはできませんでした。何をして過ごしたかを事細かくAIに話しました。
そしてAIに表形式で出来たことを書いてもらい、カレンダーアプリに記載することから始めました。
出来たことよりも、まだ出来ていないことが残っていると、自分を認めることができない事実に気がつきましたが、一年経ちようやくわずかに批判する自分の力が弱まってきたことを感じるようになってきました。

✅**認知行動療法(CBT)**では、このような「思考のクセ」に気づき、少しずつ“やさしくて現実的な考え方”を育てていきます。

📌最初から「変わろう」としなくていい。まずは「気づくこと」が回復の入口です。

🟦あなたは壊れてなんかいない。「守ってきた証」が、今のしんどさ。

あなたが抱えている感情や苦しみは、すべてあなたが**「壊れないように」守ってきた証**です。

それは恥でも、失敗でもありません。むしろ、“生き残ってきた証明”なのです。

📌だからこそ、あなたが自分を責める必要はない。

✅「ここまでよくやってきた」と、少しずつ自分に声をかけてあげてください。

🟦次回予告:

第3回「“親から自由になる”ってどういうこと? 本当の意味で心を切り離すために」

✔「許せない親」とどう向き合うか

✔絶縁するか、距離を取るかの選択肢

✔親と同じような人を引き寄せる“繰り返し”を断ち切るヒント

📚参考・出典

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