🟨 [連載第7回]低ドーパミン状態でも痩せられる人がやっていること― 意志力を使わないダイエット設計 ―

ダイエット

🟦 はじめに|「やる気がある人」だけが痩せているわけじゃない

前回の記事でお伝えしたように、
高コルチゾール状態ではドーパミンが抑えられ、

  • やる気が出ない
  • 動くのがつらい
  • 頑張ろうとすると余計に消耗する

という状態になります。
ここで多くの人が絶望します。
「じゃあ私は一生痩せられないの?」
でも、答えは NO。
実は
低ドーパミン状態のまま、静かに痩せていく人は確実に存在するそうです

🟦 まず結論|痩せている人は「意志力」を使っていない

低ドーパミンでも痩せられる人が共通してやっていないこと。

  • 気合を入れる
  • モチベーションを上げる
  • 自分を叱る
  • 目標で自分を追い立てる

代わりにやっているのは、たった一つ。

👉 ドーパミンを消耗しない設計にしている

🟦 低ドーパミン状態で「やってはいけないダイエット」

まず、失敗パターンをはっきりさせます。

やりがちなこと脳で起きていること
食事量を急激に減らすストレスでコルチゾール上昇
糖質ゼロ脳が危機判断
毎日運動を義務化ドーパミン枯渇
「痩せなきゃ」と考え続ける常時ストレス

📌 これらはすべて

「意志力=ドーパミン」を前提にした方法。
低ドーパミンの人ほど、ドーパミンを前提にした方法は逆効果になります。

🟦 痩せている人がやっている3つの基本原則

✅ 原則①「決断」を減らしている

ドーパミンは
選ぶ・決める・始める で消耗します。

痩せている人は、日常でこうしています。

項目設計
食事ほぼ固定
間食選択肢が少ない
運動時間と内容が決まっている

👉 「頑張らない」のではなく「迷わない」。

✅ 原則②「痩せよう」と考えていない

意外かもしれませんが、これは本当です。

📌・体重・カロリー・減った増えた 
を頻繁に意識すること自体がストレスになります。

低ドーパミンの人にとって
思考の負荷=太る要因。

痩せている人は
👉 「体を消耗させない行動」だけを積み重ねています。

✅ 原則③「コルチゾールを上げない」ことを最優先

ダイエットよりも優先順位が高いのがこれ。

行動理由
食べないより食べる飢餓ストレス回避
運動しない日を作る回復優先
眠気を我慢しないホルモン修復

📌 コルチゾールが下がるとドーパミンは自然に戻る方向へ動きます。

🟦 低ドーパミン状態でも痩せる「現実的な設計」

ここから具体例です。

📌 食事の考え方(量より構成)

項目設計意図
タンパク質血糖安定・回復
脂質満足感・安心
糖質少量・低GI

👉 高コルチゾールを「減らす」ではなく「荒らさない」。と考える

📌 運動の考え方(やる気不要)

NGOK
毎日やるできる日にやる
追い込む余力を残す
成果を求める体幹を重視

📌 運動は ドーパミンを作る行為ではなく、消耗させない刺激にする。

🟦 「何もできない日」があっても痩せる理由

低ドーパミン設計では、

  • 今日は何もしなかった
  • 寝てばかりだった
  • 失敗ではありません。

📌消耗を止めた日=回復が進んだ日
体は、回復して初めて脂肪を減らせます。

🟦 ここが最大の誤解|痩せた後に元気になるのではない

多くの人が思っています。
痩せたら元気になる
痩せたらやる気が出る
実際は逆。

👉 元気を奪わない設計にした人から痩せる

🟦 まとめ|低ドーパミンでも、体は味方につけられる

  • やる気がないから痩せないのではない
  • 意志力を使う設計だから続かない
  • コルチゾールを下げ、ドーパミンを守る
  • それだけで、体は静かに変わる

🟦 次回(第4回予告)

🟨ドーパミンを“増やす”のではなく“回復させる”生活習慣― 食事・運動・休み方 ―

「刺激しない」「頑張らない」

それでも回復が進む理由を学びましょう。

🟦 連載・目次

  1. 第1回:高コルチゾールってどんな状態?
  2. 第2回:高コルチゾールを下げる方法を知ろう
  3. 第3回No1:高コルチゾールダイエット─痩せないのはやる気のせいじゃない。
  4. 第3回No2:高コルチゾールダイエット─痩せないのはやる気のせいじゃない。
  5. 第4回:40代の高コルチゾールと低ドーパミンのダイエット体験日記〜初日から1週間目
  6. 第5回: 低ドーパミンとは何か?
  7. 第6回:高コルチゾールがドーパミンを奪うメカニズム
  8. 第7回:意志力を使わずに痩せられる人の設計
  9. 第8回:ドーパミン回復の食事・運動・休息
  10. 第9回:スマホ・甘い物・頑張り癖が消耗源

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