🟨 [連載第8回]ドーパミンを“増やす”のではなく“回復させる”生活習慣― 食事・運動・休み方 ―

ダイエット

🟦 はじめに|ドーパミンは増やすものじゃない

「ドーパミンを増やせばやる気が出る」
という情報、よく見かけますよね。

でも実際は逆です。

📌 低ドーパミン状態の脳は

  • 刺激でドーパミンを出そうとしても効きにくい
  • 無理に増やそうとするとコルチゾールが上がる

つまり “増やすより守る・回復させる” ことが重要です。

🟦 原則1|食事でドーパミンを回復させる

ドーパミンの原料は主に タンパク質 のアミノ酸(特にチロシン)です。
でも低ドーパミン状態では、量より質と順番が重要

食事のポイント詳細
タンパク質卵・鶏肉・牛赤身・魚など。1日体重かける1.2 〜1.5g
脂質良質な脂質は満足感と血糖の安定に重要(アボカド・オリーブ油・ナッツ)
糖質過剰は避けつつ、運動前後に少量づつ(低GIのサツマイモや果物も取り入れる)
水分脳の血流維持に必須。水やお茶をこまめに

📌 ポイント

  • 朝食でタンパク質+脂質+少量糖質
  • トレーニング前後で糖質+タンパク質
  • 間食は「糖質単体」ではなく、タンパク質・脂質と組み合わせる

これだけで、ドーパミンが回復しやすい体作りが進みます。

🟦 原則2|運動は“余力を残す”ことがカギ

低ドーパミン状態では、追い込む運動は逆効果。

NGOK
毎日フルで追い込むできる日だけ短時間
体を痛めるまでやるきもちいい範囲で動く
運動=痩せる手段運動=血流・回復・体感向上の手段

📌 ポイント

  • ウォーキング・軽い筋トレ・ストレッチ
  • 運動中は「快適さ」を優先
  • 運動の後は水分補給とタンパク質補給

🟦 原則3|休み方でドーパミンを守る

ドーパミン回復には、十分な休息と睡眠が不可欠です。

方法理由
夜の7〜8時間睡眠脳の修復・ホルモンの修復
昼寝・短時間の仮眠コルチゾールを下げる
スマホ・SNSの制限無駄な刺激で消耗しない
深呼吸・軽い瞑想副交感神経を優位にしてコルチゾール低下

📌 ポイント

  • 頑張らないことが最大の回復方法
  • 「休む=サボり」ではなく、ホルモン回復行動

🟦 原則4|日常の小さな行動で回復を積み上げる

低ドーパミンの人でもできる行動例:

  • 朝起きて水を飲む
  • 朝食で卵+野菜+少量糖質
  • 仕事中に1時間ごとに立つ・歩く
  • 1日1回、体が喜ぶこと(ストレッチ・音楽・軽運動)

📌 ポイント

  • 大きな変化を狙わない
  • 小さな積み重ねで自然にドーパミン回復

🟦 まとめ|ドーパミン回復の生活習慣

  1. 食事:タンパク質・脂質を中心に、糖質は少量で回復
  2. 運動:追い込まず余力を残す、体感を最優先
  3. 休息:睡眠・昼寝・深呼吸・スマホ制限でコルチゾール低下
  4. 日常の小さな習慣:無理なく続けられる動作で回復を積み上げる

📌 ポイント

  • 「ドーパミンを増やす」より「消耗させない・回復させる」が成功の鍵
  • 低ドーパミン期でも、体は静かに変わっていく

🟦 次回予告(第5回)

スマホ・甘い物・頑張り癖がドーパミンを枯らす理由

  • 無意識にドーパミンを消耗する行動
  • やめるのではなく「設計する」だけで回復する方法
  • 読んだらすぐに生活に落とせる実践編

🟦 連載・目次

  1. 第1回:高コルチゾールってどんな状態?
  2. 第2回:高コルチゾールを下げる方法を知ろう
  3. 第3回No1:高コルチゾールダイエット─痩せないのはやる気のせいじゃない。
  4. 第3回No2:高コルチゾールダイエット─痩せないのはやる気のせいじゃない。
  5. 第4回:40代の高コルチゾールと低ドーパミンのダイエット体験日記〜初日から1週間目
  6. 第5回: 低ドーパミンとは何か?
  7. 第6回:高コルチゾールがドーパミンを奪うメカニズム
  8. 第7回:意志力を使わずに痩せられる人の設計
  9. 第8回:ドーパミン回復の食事・運動・休息
  10. 第9回:スマホ・甘い物・頑張り癖が消耗源

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