🟨 【連載④】罪悪感に支配されないための認知行動療法ワーク【境界線を守れるギバーになるために】

心と体のセルフケア

🟦 感情コントロール:罪悪感が湧いた瞬間の3ステップ

罪悪感を「消す」のではなく「溺れない」ための方法です。

① 名前をつける

「今、罪悪感がきてる」

→ 脳は“名前がついた感情”を脅威として扱いにくくなる。

② 体の反応を整える(30秒)

  • ゆっくり息を吐く
  • 肩を1回だけ回す
  • 手を軽く握って離す

→ 自律神経が落ち着き、思考の幅が広がる。

③ 行動の選択肢を3つ書く

例:

  1. 無理して引き受ける
  2. 部分的に引き受ける
  3. 丁寧に断る

→ 書くことで“選べる”感覚が戻る。

🟦 日常で罪悪感を弱める「セルフコンパッションルーティン」

罪悪感が強い人は、自分に厳しすぎる傾向があります。

そこで効果的なのが セルフコンパッション(自分への思いやり)。

📌 毎日1分だけの習慣
  • 今日できたことをひとつ書く
  • 今日優しくできたことをひとつ書く
  • 自分に言う言葉をひとつ選ぶ

例:

「今日もよくやった」

「小さなNO、頑張ったね」

「私は私を守っていい」

これは自己効力感を高め、罪悪感の基準値を下げていきます。

🟦実践ワークまとめ表

ワーク名目的所要時間頻度
状況の見える化罪悪感の正体を知る3分週2
自動思考の書き換え思考の癖の修正5分週2
短いNOの練習行動変容30秒毎日1回
セルフコンパッション自分への思いやり1分毎日

🟦罪悪感が消えやすくなる「3ヶ月トレーニング計画」

期間目標行動
1ヶ月目自分の罪悪感の癖を知る見える化ワークを続ける
2ヶ月目代替えの思考を増やす自動思考→置き換えを繰り返す
3ヶ月目境界線を行動に移す小さなNOを週3回以上

🟦 まとめ:罪悪感は消すものではなく“静かに横に置くもの”

罪悪感はあなたの優しさの副産物。

だからゼロにしなくていい。

ただ、行動を支配させる必要もありません。

  • 罪悪感は警報器
  • でも、行動は自分で選べる
  • CBTで“視点”を変えることで、感情に巻き込まれにくくなる
  • 小さなNOが未来の自分を助ける

境界線を守る連載の第3・4回として、

これで「思考の整理と感情の扱い方」の基礎は完成です。

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