今回は前回に引き続き高コルチゾールについて勉強していきましょう
🟦 なぜ「下げよう」と頑張るほど、コルチゾールは下がらないのか
多くの人が最初にやりがちなのがこれ。
でも実はこれ、高コルチゾール状態の人には逆効果になることがある。
なぜなら——
コルチゾールは「努力」「義務」「正しさ」にも反応するホルモンだから。
📌「下げなきゃ」と焦る
📌「できてない自分」を責める
📌「理想の生活」を急に詰め込む
これ全部、脳には
👉 「まだ危険だよ」「まだ足りないよ」
という信号として入ってしまう。
🟦 高コルチゾールを下げる“唯一の原則”
結論から言うと、とてもシンプル。
身体に「もう緊急じゃないよ」と教えること
コルチゾールは理屈では下がらない。
**体感(安全・余白・ゆるみ)**でしか下がらない。
だから順番がとても大事。
🟦 STEP1:最優先は「生活改善」ではなく「緊急解除」
まずやるべきは、
食事でも運動でもない。
✅ コルチゾールを下げる最初の一手
📌 何かを足す → ❌
📌 何かを減らす → ⭕️
| 今すぐ減らすもの | 理由 |
|---|---|
| 無理な早起き | 睡眠不足は最大のコルチゾール刺激 |
| 空腹時間の我慢 | 血糖低下=ストレス |
| 自分への説教 | 脳は攻撃と認識 |
| 「ちゃんとしなきゃ」思考 | 交感神経が上がる |
ここで大事なのは、
“改善”ではなく“解除”。
🟦 STEP2:コルチゾールを下げる「体感スイッチ」
コルチゾールは、
「安全を感じた瞬間」に下がり始める。
✅ 科学的に裏付けがある“下げスイッチ”
| 方法 | なぜ効く? |
|---|---|
| 深く長い呼吸(吐く方を長くする) | 迷走神経刺激 |
| 背中・首を温める | 副交感神経刺激 |
| 横になる | 防御姿勢の解除 |
| 人の優しい声を聞く | オキシトシン分泌 |
| ゆっくりした動作 | 脳に「急がなくていい」信号 |
📌 ポイント
「気持ちを変えよう」としない
→ 体から脳を騙す。
🟦 STEP3:食事は「コルチゾール視点」で組み直す
高コルチゾールの人に多い失敗:
❌ 糖質制限
❌ 食事回数が少ない
❌ 空腹を我慢する
これはほぼ確実に、
コルチゾールをさらに上げる。
✅ 下げるための食事原則
| ポイント | 理由 |
|---|---|
| 食事回数は1日3−4回 | 血糖安定 |
| 炭水化物は完全カットしない | コルチゾール抑制 |
| 朝は必ず何か食べる | 朝のコルチゾール暴走防止 |
| タンパク質➕炭水化物 | 安全信号になる |
📌 「痩せたいから我慢」
→ 体には「飢餓=非常事態」。
🟦 STEP4:運動は“するほど下がる”わけじゃない
高コルチゾール状態での
激しい運動・長時間運動は逆効果。
✅ 今の状態に合う運動
| OK | NG |
|---|---|
| 散歩 | HIIT |
| ストレッチ | 追い込み筋トレ |
| ゆるヨガ | 長時間のラン |
📌 目安
「終わったあと、少し眠くなる」
→ これは副交感神経が働いたサイン。
🟦 STEP5:スマホとコルチゾールの深い関係
高コルチゾール状態の人が
スマホから離れられないのは、意志の問題じゃない。
✅ なぜスマホを見る?
- ドーパミンが低い
- でも何か刺激が欲しい
- 一番簡単なのがスマホ
📌 つまり
スマホ依存 → 結果であって原因ではない
✅ 対処の順番
| やること | 理由 |
|---|---|
| スマホを責めない | 自己攻撃=コルチゾール |
| 触ってもOKな時間や方法を決める | 禁止は逆効果 |
| 体ケアを先に | 依存は自然に弱まる |
🟦 STEP6:高コルチゾールは「性格」でも「根性不足」でもない
何度も強調したいこと。
📌 動けない
📌 やる気が出ない
📌 先延ばしになる
これは
ホルモン状態の結果。
直すべきは「自分」じゃなく
状態。
🟦 まとめ:高コルチゾールを下げる“正しい順番”
最後に、全体像を一枚で。
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | 緊急解除【減らす】 |
| 2 | 体感で安心を作る |
| 3 | 血糖を安定させる |
| 4 | ゆるい運動 |
| 5 | 自己攻撃をやめる |
頑張らないほど、回復は早い。
🟦 次回予告(第3回)
▶ 高コルチゾールとダイエット:痩せる順番の最適解
・なぜ「頑張るほど太る」のか
・痩せ始める人が最初に変えているもの
・脂肪が落ちる前に起きる“ある変化”
👩いかがでしたか?
早速頑張って生活を立て直さないと!!と考えた筆者にとって驚きの内容でした。皆さんはどうでしたか?


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