🟨 低ドーパミンとは何か?

ホルモン

やる気が出ない・だるい・動けない正体を、ホルモンから読み解く

🟦 はじめに|「怠けているわけじゃない」という話

  • やらなきゃいけないことは頭では分かっている
  • でも体が動かない
  • ゴロゴロしてスマホを見ているだけで1日が終わる
  • 「私、ダメだな」と自己嫌悪する

これが日常なら、それは意志の弱さでも性格でもなく、この状態には

「低ドーパミン」という名前があることを、わかりやすく説明していく。

👩まさに私!!!!笑
じゃあ私は高コルチゾールで低ドーパミン状態?

🟦 そもそもドーパミンとは何か?

✅ ドーパミン=「快楽ホルモン」ではない

よくある誤解から整理しよう。

誤解実際
ドーパミン=快楽
ドーパミン=やる気⭕️
ドーパミン=行動のスイッチ

📌 ドーパミンは 「やったら良いことが起きそうだ」と感じさせるホルモン。

🟦 ドーパミンが十分ある時、体で起きていること

状態体感
ドーパミンが出ている動き出しが楽
行動→結果が結びつく達成感
次もやろうと思える継続できる

👉 行動と報酬が、脳の中で自然につながっている状態。

🟦 低ドーパミンとは「どういう状態」なのか?

✅ 低ドーパミン状態の特徴

脳内で起きていること日常での感覚
行動と報酬が結びつかないやる意味を感じない
期待感が作れないワクワクしない
エネルギー回路が低下だるい・重い
達成感が出にくい何をしても満たされない

📌 だから「やり始めればできる」はずのことが “始める前で止まる” 。

🟦 「やる気が出ない」の正体は、脳のブレーキ

ここが一番大事。

低ドーパミンの時、脳はこう判断している。

「今は動くメリットが見えない」

「エネルギーを使うのは危険かもしれない」

👉 つまり

脳があなたを守ろうとして“ブレーキ”を踏んでいる状態。

🟦 なぜ低ドーパミンになるのか?(原因編)

✅ 原因はひとつじゃない

要因ドーパミンへの影響
慢性ストレス産生低下
高コルチゾールドーパミン抑制
睡眠不足受容体感度低下
我慢しすぎの生活反動で枯渇
過度な刺激(スマホ等)ベースライン低下

📌 特に重要なのが 高コルチゾールとの関係。

🟦 高コルチゾール × 低ドーパミンの関係

✅ この2つは“セット”で起きやすい

高コルチゾール低ドーパミン
常に緊張期待できない
生き延びモード楽しめない
危険回避優勢行動意欲低下

👉 脳は 「生き延びる」ことを優先すると「楽しむ」を後回しにする。

🟦 あなたが感じている「だるさ・無気力」と低ドーパミン

✅ 日常の感覚との対応表

あなたの感覚脳内の状態
体が鉛のように重いドーパミン不足
小さなタスクが無理行動スイッチOFF
楽しいはずのことも面倒期待感が作れない
寝ても疲れが取れない回路が回復していない

📌 これは サボりでも甘えでもない。

🟦 低ドーパミンとダイエットの深い関係

✅ なぜ痩せられないのか?

低ドーパミンダイエットへの影響
行動できない運動・準備が無理(しんどい)
達成感ができない続かない
報酬不足食で補おうとする

👉 だから 「頑張るダイエット」は失敗する。

🟦 ここまでのまとめ(第1回)

  • 低ドーパミンは「やる気がない状態」ではない
  • 行動スイッチが入らない脳の状態
  • 高コルチゾールと強く関係している
  • ダイエット・生活全般に影響する
  • あなたの感覚は、理屈がある

🟦 次回予告|連載の予定

🟦 第2回

なぜ高コルチゾールはドーパミンを奪うのか?

― ストレス脳のメカニズム ―

🟦 第3回

低ドーパミン状態でも痩せられる人がやっていること

― 意志力を使わないダイエット設計 ―

🟦 第4回

ドーパミンを“増やす”のではなく“回復させる”生活習慣

― 食事・運動・休み方 ―

🟦 第5回

スマホ・甘い物・頑張り癖がドーパミンを枯らす理由

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